これまで医療の情報通信化(IT化)はなかなか進んでいませんでした。
電子カルテは、オンプレミス型やスタンドアローン型が主流です。
カルテをインターネットにつなぐなんてとんでもない、患者さんの個人情報は何より大切だから、と考えていました。
ところが、
クラウド型の電子カルテが登場したら、多くの患者さんの在宅診療ができるようになりました。
クラウド型のサーバーがあったら、停電でも診療が継続できたはずでした。
オンライン診療をはじめて、医療とインターネットの関係を少し考え直しはじめました。
ホームページを変えて、Google Analysisで、患者さんが求める情報を知るようになりました。
医療チームの情報共有の速さや頻度は、チームのコミュニケーション力に反映され、医療の質に影響します。
オンラインでのミーティングや研修が当たり前になり、チームメンバーの相互理解が深まりました。
病院のIT化に加速度がついています。
メールアドレスなど、デジタルの連絡先が必須になっています。
一世帯に一人ぐらいは、メールアドレスを持っている人がいるだろうから・・・といろんな工夫を凝らしています。
この機会にメールアドレスを持つのもよし、かもしれません。
中国で紀元前2世紀に生まれ、西暦105年後漢時代の紙祖・蔡倫が広めた「紙」は、文明文化の発展に不可欠な要素でした。
たぶん、これからの「紙」は文化を集約し吸収する役割に特化されていくでしょう。
蔡倫から2000年後の病院では、なお、たくさんの紙だらけでした。
特に、受付医療事務は最大の消費部門です。
大事な「紙」、しかし、無駄をうむのもまた「紙」なのです。
そこで、ペーパーレス化を進めることにしました。
問診にWEB問診を導入しました。紙の問診票がなくなりました。
今回の新型コロナウイルス感染症のワクチン接種の申し込みをペーパーレスで行うために、
GoogleFormsを使って、手作りしてみました。
前置きが長くなりましたが、以下が本題です(笑)
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新型コロナウイルスワクチンの接種予約フォーム
一般向けができました。
https://forms.gle/3GeTs38UNxpCA1JE6
新型コロナウイルスワクチンの接種スケジュールが発表されました。
まずは医療介護従事者等や高齢者や基礎疾患をお持ちの方から始まり、接種の対象が広げられます。
新型コロナウイルスを制圧するには、出来るだけ短期間で多くの方々にワクチン接種を受けていただく必要があります。
一方、私たち医療機関は、未曾有の規模で行われるこの予防接種を、普段の日常診療と、並行して行わなければなりません。もう時間がありません。
事務の効率化のため、当院ではペーパーレスとオンライン化を推進しています。ワクチン接種の予約に関しても、電話なしFAXなしのこの方法で出来るだけ多くの方に短期間で接種を受けて頂き、地域の皆さんの健康をお守りします。
皆様のご協力をよろしくお願い致します。
新型コロナウイルスワクチンの接種予約は、こちら